ケア・ブレイクかっちゃまとは?
ひとりのちからでは実現できないことを、たくさんの人の知恵や協力で可能にし、それらに関わったすべての人を幸せにしたいと日々活動しています。そして、この活動を通して、活気ある勝山を保ち続けたいと思っています。
もともとは高齢者を支えるために、医療・介護・福祉に携わる人たちが集まり、情報交換や研修の場として生まれました。
なぜケア・ブレイクかっちゃまが生まれたのか?
ある冬の日、山間部にひとりで暮らすお年寄り宅に訪問診療に行き、途方に暮れてしまいました。そこは大きな古民家で正門から玄関までの広い中庭に1m以上の積雪!簡単に家に入れない状態でした。診療前に雪かきで必死になったのは言うまでもありません。
またある時は、昼間なのに薄暗い部屋で何をすることもなく、ただぼんやりしている一人暮らしのお年寄り宅へ診療に伺ったときのこと。せめて電気を…と蛍光灯のひもを引っ張ると、ぷつんと根元から切れてしまいました。診療前に電気屋さんを呼ぶはめに…。
こんなことは日常茶飯事。たまたま訪問したお宅でのひとこまに過ぎません。勝山には電気屋さんも建具屋さんもお片付け業者もいるのに、相談できず困っている人がたくさんいて、そしてそのことに気づいている若い人もいない!
お年寄りと町をつなぐ橋渡しになろう!
高齢者がかかえるさまざまな困りごとを一気に聞き受け、それぞれの専門業者へと橋渡しをする仕組みを作ったら、お年寄りは安心して相談・依頼できるのではないか? また、今まで知られていなかったニーズを掘り起こすことは、勝山の経済活性化にもつながるのではないか? そんなふうに考えました。そして、それを話し合う場として作られたのが、ケア・ブレイクかっちゃまです。
ケア・ブレイクに集う人たち
私たちの究極の目的は、勝山をいつまでも元気に保つことです。安心して暮らしを営んでいけるようにしたいと願っています。勝山でいつまでも暮らしたい、仕事をしたいと考えている人は老若男女どなたでも参加できます。興味のある方はぜひ一度遊びにいらしてくださいね!
ロゴマーク選考の様子
ロゴマークに込めた想い
「ミチノクフクジュソウ」という春を祝う黄色い花をモチーフにしました。この花は、人が手入れをしているところでしか見られません。勝山では山奥にある北谷町の日当たりの良い坂で見ることができます。でも、これから手入れをする人が減っていけば自ずとミチノクフクジュソウは見られなくなってしまいます。豊かな自然の残る勝山で働く人がいなければ存在することのできない花に、昔ながらの風景を守りつつ、町の復興を願う、そんな想いを込めました。花言葉は「永久の幸福」というそうです。